ソユーズロケット、測位衛星「グロナスK」を打ち上げ

ソユーズロケット、測位衛星「グロナスK」を打ち上げ

 ロシア連邦宇宙局はモスクワ時間2月26日6時7分(日本時間12時7分)、ロシア衛星測位システム「グロナス(GLONASS)」の新型衛星「グロナスK(Glonass-K)」を載せたソユーズロケット(ソユーズ2.1b)を、プレセツク宇宙基地から打ち上げた。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約3時間34分後に「グロナスK」を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

「グロナスK」は従来よりも小型化した測位衛星で、重さ約750kg。設計寿命は10年以上で、L1、L2、L3バンドを用いて5種類の信号を送信できるという。

グロナスはロシア国防省が運用している衛星測位システム(GNSS)で、元々は軍事目的で開発されたが、現在は民間にもサービスを提供している。現在稼働しているグロナスの衛星は21基で、ロシアは昨年12月5日に「グロナスM」3基を載せたプロトンロケットを打ち上げ、システムを完成させる予定だったが、プロトンロケットの打ち上げに失敗し、「グロナスM」3基は太平洋に落下した。