10代のモード、映画に 「何をもっておしゃれとするか」
見どころの一つはビートが生み出す服の多彩さだ。私服ではスカートをはきこなし、可愛いパジャマやロンドン・パンク風ドレス、カジュアルなギャル風の服でも自在にデザインする。
そんな万能ぶりを形にしたのがスタイリストの二村毅と飯嶋久美子だった。
ビート愛用のスカートはスコットランドの伝統衣装専門店で調達、ジーンズを合わせてポップに見せた。一から作った服も多い。ショーに登場するデニム素材の服は、1本390円のジーパンを大量に買い、解体してリメーク。手作り感を出すため、端は始末せずにおいた。
難しかったのは「何をもっておしゃれとするか」だったと大谷健太郎監督はいう。お金を出してブランド品を買うことや、流行を目ざとく採り入れることではない。「高校生が今着たい服を、自分で作って発信すること。夢や思いがこもっていることが大切だった」と大谷監督。
原作者の原田マハは「モードにはとてつもない力がある」と言う。「昨日と違う色を着るだけで自分は変われる。モードは毎日を輝かせてくれる、人生のスパイス」。そう話す
旬な俳優女優さんが出演してていい感じです〜。