スペースポート・アメリカ、ターミナルビル前面に外装ガラスを取付け

スペースポート・アメリカ、ターミナルビル前面に外装ガラスを取付け

 アメリカ・ニューメキシコ州の民間宇宙港「スペースポート・アメリカ(Spaceport America)」の建設が進められており、3月4日にターミナルビルの前面に、外装ガラスが取り付けられた。

スペースポート・アメリカの建設は2009年に始まっており、全長約2マイル(3.2キロメートル)の滑走路が2010年7月に完成した。ターミナルビル(ターミナルハンガー)などの建設も昨年から進められており、今年中にも全ての施設が完成し、運用を開始する見込みとなっている。

スペースポート・アメリカは世界初の民間宇宙港で、標高1400km、年間晴天日数が約300日と高い。周辺に住民も少なく、ホワイトサンズ・ミサイル実験場に隣接していることから、上空が飛行禁止区域となっており、宇宙船を打ち上げるのに最適な場所である。

スペースポート・アメリカが完成すると、ヴァージン・ギャラクティック社のスペースシップツーによる民間宇宙旅行(サブオービタル)の他、Xプライズカップ、ロケット・レーシング・リーグの開催、ロッキード・マーチン社、UPエアロスペース社、アルマジロ・エアロスペース社などによる打ち上げも行われる予定となっている。

 着々と民間が進出するアメリカ宇宙開発。日本ももっとやってくれないかな〜。