日本のお笑いは越境可能?

日本のお笑いは越境可能?

 2008年に提携した米大手エージェンシー「クリエーティブ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)」、2010年に提携した中国の「上海メディアグループ(SMG)」など、これまで布石は打ってきた。2011年には民放各局と米制作会社と共同で制作した各番組が次々と形になって現れてきている。

 中国・上海では1月から日本の最新トレンドを発信する情報番組「東京我最行」を放映開始。4月には国内で培った通販番組のノウハウを中国に移植し、SMG所属のタレントを使った通販番組の放映も試験的に始めるという。

 創業家と経営陣との確執、その後の元ソニー会長の出井伸之氏率いるクオンタム・エンターテイメントを介した非上場化など、ここ数年お笑いではない話題でメディアを騒がせてきた吉本。日本のお笑い文化を作ってきたのは事実だが、世界の笑いは多様性に富む。言語、時代、文化というすべての壁を乗り越え愛され続けているお笑い芸人は、過去をさかのぼってもチャールズ・チャップリンくらいしか見当たらない。

 「ハリウッドでも世界市場でウケるコメディー制作は難しい」(映画業界関係者)のが現状。吉本が日本のお笑いを世界で通用する「コメディー」にまで育てるには道のりは遠い。

 面白いな〜。お笑いのチャンスは地方と海外か……。
 「漫才」とか「一発芸」とかはちょっと受け入れられないかもしれません。ああいうのって一種独特のその場の空気みたいなもので成り立ってるような気がします。「フレンド」とか「フルハウス」とかのアメリカのコメディは日本人の僕が観てても面白いと思い。やっぱり海外にも受け入れられるにはあれくらい作りこまれてたほうがいいのかな……。