モンハン3、PSP最大のヒットに コラボ企画も続々

モンハン3、PSP最大のヒットに コラボ企画も続々

 ソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」用のアクションゲームが、400万本以上売れ、PSPのソフトで過去最多を更新した。タイアップ企画も登場。最近はゲームの中身が現実世界に「波及」することが多いが、このゲームもやはり同じだ。

 「モンスターハンターポータブル3rd」は、怪物の狩りをしながら報酬を得ていくゲームのシリーズ最新作で、昨年12月1日にカプコンが発売。ゲーム機を無線通信でつなぎ、仲間と協力して遊べる点が受け、人気に火がついた。一部に流血のシーンなどがあるため、ゲームの審査をするNPOは15歳以上の利用を目安にしている。

 ゲーム雑誌編集のエンターブレインのまとめでは、2月6日までの2カ月間に、国内で416万本が売れた。それまで最多だったPSP用ソフトは「3rd」の前作「2ndG」で412万本だが、400万本突破に2年かかっている。影響はPSP本体にも及び、発売と重なった昨年12月は、単月として過去最多の78万8千台が売れた。

 立命館大学の中村彰憲准教授(ゲーム産業論)は「仲間と共通の敵に向かう点でコミュニケーションの役割を果たした。若者は人とのつながりを求めている」と分析する。

 中高の教師をやっている先輩は、「ポケモンがモンハンになって、通信ケーブルが赤外線になっただけで俺らの時代と変わらんよ」と言っていました。確かにいつの時代も「若者」はつながりを求めている。そのあり方が変わっていくだけなのかもしれません。
 いや、もしかしたら「つながりを求めている」人が「若者」と呼ばれているのかもしれない。

 やっぱり、「若者」という言葉があまり好きになれません。何かいろいろな人が思う、今の社会の「こうなってはほしくなかった部分」が少しづつ少しづつ、「若者」という言葉に沈澱していって、言葉自体がなんとも言えない負のエネルギーを放っているように思えます。そして「若者」という言葉を発するたびに、少しづつ未来の自分たちに対する少しの絶望と少しのあきらめが自分のなかに残る。そんな言葉に「若者」はなっていっていると思います。

 なんだか少し悲しい気分になります。