オービタル・サイエンシズ社のCCDev宇宙船は「プロメテウス」

オービタル・サイエンシズ社のCCDev宇宙船は「プロメテウス」

 オービタル・サイエンシズ社は2月1日、米航空宇宙局(NASA)の商業有人宇宙輸送開発(CCDev)計画のための有人宇宙船について、「プロメテウス(Prometheus)」と命名したことを、ミニブログサービス「Twitterツイッター)」を通じて発表した。

発表によると、同社のロケットや宇宙船の名前はギリシャ神話から引用することになっており、そのルールに従い、「プロメテウス」と命名をしたという。

「プロメテウス」は有翼型のスペースプレーンで、4人の宇宙飛行士を乗せることができる。オービタル・サイエンシズ社は昨年12月、CCDev計画の第2フェーズに参加するため、「プロメテウス」をNASAに提案したという。

CCDev計画は2009年8月に発表されたもので、民間企業による商業宇宙管理システムの開発を促進し、国際宇宙ステーションISS)やビゲロー・エアロスペース社の軌道上宇宙構造物などへの人員輸送を目的としている。

2010年2月に第1フェーズの選考が行われ、ブルー・オリジン社(Blue Origin)、ボーイング社(The Boeing Company)、パラゴン・スペース・デベロップメント社(Paragon Space Development Corporation)、シエラネバダ社(Sierra Nevada Corporation)、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)の5社が選定されている。

なお、オービタル・サイエンシズ社はNASAの商業軌道輸送サービス(COTS計画)にも選定されており、トーラス2ロケット(Taurus II)とシグナス宇宙船(Cygnus)を開発している。

 NASAは積極的に民間企業を採用しているんだなぁ。日本ではあまりイメージがないですね。