パリの高級ホテル業界の競争が激化

　高級ホテルの数は2倍に増えようとしているが、専門家はそれを埋める十分な宿泊需要があると予想している。専門家はパリの高級ブランドに既に集まる中国からの観光客がより高級なホテルに宿泊するようになるとみている。また、パリ・ファッション・ウィークや企業のカンファレンスなどのイベント開催により、ビジネス客も順調に増えている。
　専門家は新規に開設されるホテルの宿泊料金が一泊750ユーロ（約8万4000円）からで、平均料金が世界最高クラスの1000ユーロを超える可能性があるとみている。これらのホテルは、より安価なホテルのように稼働率を上げることよりも、価格維持に努めるだろうと専門家は指摘する。
　ホテル投資アドバイザーのジョーンズラングラサールホテルズのフランス担当責任者、ガブリエル・マター氏は、「これだけの資金を注ぎ込んだのだから、ホテルは価格競争を避けたいと考えるだろう」と述べた。専門家は高級ホテルの稼働率が08、09年と約70％に落ち込んだあと、金融危機以前の水準である約80％に既に回復していると指摘する。

　やっぱり中国人観光客が背景に。そうだよね〜。そりゃパリも行くよね。憧れますよね。