UPDATE:トヨタ、計170万台をリコール

UPDATE:トヨタ、計170万台をリコール

  トヨタによると、不具合が見つかったのは燃料パイプと燃料ポンプ。それとは別に、レクサスの一部について燃料圧力センサーの問題があるとしており、いずれの問題も燃料漏れにつながる可能性があるという。

 トヨタは、昨年のリコール危機を受けて、ここ1年の間にさまざまな対応策を講じてきた。安全問題に関する社内の報告体制を世界規模で刷新したほか、品質問題を専門とするエンジニア1000人を新たに配置した。抜き取り検査を徹底するために、新車の販売を予定より4週間遅らせたこともある。

 トヨタは、今回のリコール対象について、大半が2010年以前に生産されたものであるとしている。問題となった部品に関する事故は起きていないという。

 トヨタが米国で行ったリコールは、昨年9月の380万台を対象とするものが過去最大。フロアマットの問題で急加速につながる恐れがあったとされる。米政府は、トヨタによる過去2年のリコールを問題視し、先月、3240万ドルの民事制裁金の支払いを命じるなど、計4900万ドルの制裁金を課している。