シャープ:スマートフォンの販売数500万台、シェア3割以上を目指す

シャープ:スマートフォンの販売数500万台、シェア3割以上を目指す

 スマートフォンの販売台数は、調査会社のMM総研が今年8月、10年度に約400万台、15年度には2030万台との予測を発表している。大畠執行役員は、スマートフォンの利用者は、簡易型ブログ「ツイッター」やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、動画共有サイトなどを使っている比率が高いことも説明し、「スマートフォン市場は拡大する。今が市場参入の好機だ」と話した。国内向けには、おサイフケータイや赤外線など「日本仕様」の機能は必須として強化する方針だ。ただ、従来の「トータルにフルラインアップの端末を提供する」姿勢は変えておらず、今後も通常タイプの携帯電話の開発も続けるという。

 海外向けには中国で11日と17日にタッチ方式のスマートフォン計2機種を発売。大畠執行役員によると、中国では10年に入って3G、スマートフォンが広がっている。同社は、ウィンドウズOS(基本ソフト)の端末を6月に発売したが、本格的な取り組みはこれからで、感触はいいという。端末ではインドでも11年以降、3Gのスマートフォンを投入する。

 デジタル端末戦国時代を勝ち抜くのは誰なのでしょうか。