仕分け広告、仕分けされた?22枠に応募2件

仕分け広告、仕分けされた?22枠に応募2件

 行政刷新会議事務局によると、事業仕分けでは、会場費や印刷製本費などで、昨年11月の第1弾で約3900万円、今年4〜5月の第2弾で約4600万円の経費がかかった。

 一方、第1弾、第2弾とも会場での傍聴者は1日平均1000人近くに上り、第2弾では仕分け風景のインターネット動画配信を計約258万人が閲覧。仕分けに「広告効果」があると見た政府は、無駄削減を目指す事業仕分けそのものの経費を節減しようと、蓮舫行政刷新相の指示で、会場で傍聴者らに配る資料と事業仕分けのHPへの広告のほか、仕分け人らに配る飲料の無償提供も募った。

 ところが、今月1日に実施した1回目の募集では、いずれも応募はゼロ。13日に再度の募集を行ったが、HPへの広告は10社分の枠に対して応募は2社で、それによる広告収入は計20万円にとどまった。12社分の枠を用意した資料広告への応募はゼロのまま。飲料の無償提供も結局、サントリーの1社だけだった。