ローソン「中国1万店」宣言

ローソン「中国1万店」宣言

 重慶は、北京や上海、天津と並ぶ中国の4大直轄市の1つ。人口は3200万人にも上るが、進出する外資系の小売りチェーンは米ウォルマート・ストアーズ、仏カルフールぐらい。コンビニと直接競合するチェーン不在の市場で、ローソンは年内に10店舗、2015年までに300店舗の出店を見込む。

 同じ中国とはいえ、上海では有名な「羅森」ブランドも重慶での知名度はほとんどゼロ。物流・調達網の開拓から人材育成まで、未開の地である重慶でのノウハウが今後の中国展開のモデルとなる。実際、店舗では天井にLED(発光ダイオード)照明を採用したり、現地企業と共同で総菜・弁当類を新たに開発したりしている