「教育クラウド」の実現へ踏み出す

「教育クラウド」の実現へ踏み出す

 総務省が今年度に実施する「フューチャースクール推進事業」実証研究(「東日本地域におけるICTを利活用した協働教育の推進に関する調査研究」および「西日本地域におけるICTを利活用した協働教育の推進に関する調査研究」)の請負先2社と実証校10校が決定した。

 NTTコミュニケーションズ(以下、NTTコム)が東日本地域を、富士通総研が西日本地域を請け負う。規模や地域、ICT(情報通信技術)利活用の度合いなどの条件が異なる公立小学校を、東西それぞれの地域で5校ずつ実証校として選定した。

(中略)

 生徒がタブレット端末に書き込んだ意見や答えを先生がインタラクティブ・ホワイトボードに集約/表示して、その内容についてさらに考えさせるなど、双方向性を生かしながら児童がお互いに学び合い、教え合う教育を実践できる授業モデルが望まれている。

 実証実験の評価方法については、テストの点数が向上するなどの学力による評価ではなく、授業への関心度や学習への主体度がどう変化したかを、教師や家族が評価する形で行われる