アートの風:9月 バーネット・ニューマン展

アートの風:9月 バーネット・ニューマン展

 ニューマン自身の言葉を借りると、それは「歴史という郷愁に満ちたメガネ」を外すことから始まったように思える。ヨーロッパ絵画の語彙(ごい)や文法の一切を、白紙還元してしまうところから。かくして、途方もなく広がる色彩面とジップと呼ばれた垂直線とから成る、まさにフィールド(場)としかいいようのない、単純極まる画面が創出されたわけである。

 千葉かぁ……。