アリアン5ロケット、メインエンジン点火後に緊急中止

アリアン5ロケット、メインエンジン点火後に緊急中止

 アリアンスペース社(Arianespace)は協定世界時間3月29日21時45分(日本時間3月30日6時45分)、アリアンロケット(アリアン5ECA)を南米フランス領ギアナのクールー基地から打ち上げる予定だったが、メインエンジン点火後に緊急中止した。

打ち上げカウントダウンは順調に行われ、3、2、1、0とメインエンジン(ヴァルカン)が点火し、誰もがロケットが上がると思っていたが、突然問題が発生し、打ち上げが中止された。メインエンジンの火は消され、固体ロケットブースターも点火しなかったため、ロケットは上昇しなかった。

アリアンスペース社によると、カウントダウンの最中に異常が検出されたため、打ち上げが中断されたという。今後、ロケットを組立棟に戻し、点検を行い、新しい打ち上げ日時を発表する予定。

今回のアリアン5ロケットには、アラブ首長国連邦通信衛星「Yahsat Y1A」と南アフリカ企業の通信衛星「Intelsat New Dawn」が搭載されている。

 宇宙ビジネス凄いわ〜。アラブや南アがガンガン衛星飛ばしてるんだなぁ。