宇宙から見た「福島第一原子力発電所」

宇宙から見た「福島第一原子力発電所」

 米デジタルグローブ社(DigitalGlobe)は3月14日、東京電力福島第一原子力発電所を捉えた同日の衛星写真を公開した。

この画像は3月14日、同社の観測衛星「ワールドビュー2(WorldView-2)」によって撮影されたもので、左から1号機、2号機、3号機、4号機が写っており、水素爆発を起こした1号機が骨組みだけになっていて、同じく水素爆発を起こした3号機では、骨組みがむき出しになって、白煙状の蒸気が上がっている様子を確認できる。

福島第一原子力発電所の半径20km以内の住民に避難指示、30kmに屋内退避指示が出されており、東京電力は1号機、2号機、3号機に海水を注入し、原子炉を冷やす作業を続けている。

「ワールドビュー2」はボール・エアロスペース社が開発した高性能の観測衛星で、重さ約3000kg。最高解像度約50cmで、8種類のカラーバンドのカメラを搭載し、デジタルグローブ社の従来の衛星よりも自然な色を撮影できるという。