スペースシャトル・ディスカバリー、最後の打ち上げ成功
米航空宇宙局(NASA)はアメリカ東部標準時間2月24日16時53分(日本時間2月25日6時53分)、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)をケネディ宇宙センターから打ち上げた。
打ち上げから約2分後に固体ロケットブースター(SRB)、約9分後に外部燃料タンク(ET)が切り離され、ディスカバリーは地球周回軌道に投入され、打ち上げが成功した。
スペースシャトルの打ち上げは昨年5月のアトランティス以来、約9ヶ月ぶり。今回の打ち上げは元々昨年11月5日に予定されていたが、燃料注入中の水素漏れや、外部燃料タンクの断熱材の亀裂などが相次いで見つかり、延期が続いていた。
ディスカバリーは2日後に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングし、計2回の船外活動を行い、ISSの補修作業などを行う。また、恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」もISSに運ぶ。ディスカバリーとISSの分離は3月5日、ケネディ宇宙センターへの帰還は3月7日に予定されている。
なお、ディスカバリーはこのミッションを最後に退役する予定で、スペースシャトルの打ち上げも4月のエンデバー(STS-134)、そして、6月のアトランティス(STS-135)を残すのみとなっている。
スペースシャトル時代は終焉に向かっているわけですね……!今後有人宇宙飛行は増えるんだろうか減るんだろうか。
減りそうな予感もします。スペースシャトルってお金かかりそうですもんね。見た目がすでにめちゃごついし。「はやぶさ」系の遠くを調査する探査機が増えるのだろうか。でもESA(欧州宇宙局)は火星の有人探査の訓練中だし、まだまだわからんですね。