宇宙ヨットで木星へ イカロス、飛行実験に成功

宇宙ヨットで木星へ イカロス、飛行実験に成功

 イカロスは正方形の凧(たこ)のような形状で、一辺の長さは14メートル。厚さが7.5マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの薄膜が帆の役割を果たし、太陽の光子を受けて推進力を得る仕組みだ。JAXAは5月から12月まで実証実験に取り組んだ。課題は(1)大型膜の展開(2)膜に搭載した太陽光電池の発電(3)太陽光による加速の実証(4)航行の制御――の四つだ。

 一つでも成功できれば世界初になるという難度の高いものだったが、大きな失敗もなくいずれも達成した。JAXAは地上からイカロスを制御しながら12年3月末までさらに実験を続ける計画だ。

 やった〜!すごいね、太陽光で発電しながら光の粒子そのもので船が進むんですね。イカロスは船っぽくてかっこいいんですよね。