米アップル、コンテンツ管理を強化

米アップル、コンテンツ管理を強化

 この取り組みの目的は主に、同社の携帯端末「iPad(アイパッド)」向けデジタル・コンテンツの定期購読収入を促進することだ。同社は2日、新たな配信・課金システムの詳細を発表したが、同システムを活用することでデジタル・コンテンツの売り上げを加速できると期待している。同社は同時に、アイパッド向けアプリからの売り上げについて、その取り扱い規定を強化しており、電子書籍やその他の電子出版物の売り上げなどにも影響が及ぶ見込みだ。

 アップルのこのような動きは業界で論議を巻き起こしているが、その理由の一つとして、同社が出版社に対して一部のコンテンツの売り上げを分配するよう要求できるようになっていることが挙げられる。これは前例のないことである。さらに、アップルは出版社に対して、コンテンツ購入者に関する貴重なデータを収集しないよう要求することもできる。出版社は製品のマーケティングを行う際、このようなデータに依存しており、関係筋によると、この問題は出版社との交渉における障害となっているという。

 こういう課金システムのややこしさを上手く解説してくれる情報源があれば、より健全な市場になる気がするんですがどうでしょうか。