サッポロがポッカ買収へ、清涼飲料など強化
ビール大手のサッポロホールディングスは4日、清涼飲料大手のポッカコーポレーションを買収する方向で調整に入った。
現在は約2割を出資しているが、株式の大半を取得して子会社化する意向だ。国内の清涼飲料事業や、ポッカが強い販売網を持つアジアでの事業強化を目指す。
サッポロは、ポッカの筆頭株主となっている投資ファンドのアドバンテッジパートナーズと、ポッカに約2割出資している菓子・乳業大手の明治ホールディングスから株を買い取る方向だ。サッポロの飲料部門の売上高は約300億円、ポッカの売上高は約970億円で、両社を合わせると国内の清涼飲料市場での占有率(シェア)は8位前後になるとみられる。
進む日本企業の合併統合。世界で戦うことが前提となっています。