アンドロイド搭載タブレット、iPadのシェア切り崩し

アンドロイド搭載タブレット、iPadのシェア切り崩し

 ストラテジー・アナリティクスのディレクター、ニール・モーストン氏は韓国サムスン電子の「ギャラクシー・タブ」が「数十カ国で発売され、積極的に宣伝を行っており、アンドロイド成功の立役者になっている」と語った。

 その上で同氏はメーカーがアンドロイドについて「低コストだと認識している点」と、動画投稿サイトの「ユーチューブ」や地図情報サービスの「グーグルマップ」といった各種のメディアサービスに魅力を感じていると指摘した。グーグルは同社システムのユーザーを増やすことで携帯端末向け広告市場でのシェアを伸ばすことを目指しているため、アンドロイドをメーカーに無償で提供している。

 アップルは最近、2011年度第1四半期(10〜12月)のiPadの出荷高が730万台となり、前四半期の420万台から増加したと発表した。

 一方、サムスンiPad対抗機の売り上げは、同社が当初発表していたほどではない。同社は昨年12月初旬、ギャラクシー・タブの販売台数が100万台に達したことを明らかにし、予想以上の勢いで売れていると述べていた。1月初めには販売台数200万台達成を発表した。