「工場萌え」ブームで日本の工場地帯が観光地に

「工場萌え」ブームで日本の工場地帯が観光地に

  サブカルチャーとして始まった「工場萌え」は、全国で広がりを見せており、工場地帯を観光地へと変えようとしている。

 工場萌えの人々は、工場の内部に関心はない。製鉄所の周りに張りめぐらされたパイプや煙を吐き出す煙突に「萌える」のだ。

 戦後の高度経済成長を支えた製造業は、長年「ものづくり」としてもてはやされてきた。だが長引く景気低迷と他業種や低コストのアジア製造拠点の台頭によって空洞化が進んだことで、製造業のこれまでのあり方を見直す動きが出てきた。

 経済産業省によると、日本企業による工場の海外移転を背景に、従業員十数人規模の国内工場は1999年から2009年にかけて21%減少し、約12万6500カ所になった。

 国内の工業都市が観光業に進出することはめずらしい。川崎市は昨年から「川崎工場夜景バスツアー」の定期運行を開始している。一部のツアーは1日で売り切れてしまうほどの人気だという。「みんな、びっくりしますね。本当に工場、こんなきれいな所なんだ。耳から鼻から感じてもらう。当然、目もにおいも感じてもらう」。川崎市商業観光課の小沢正勝さんはそう語る。

 ビデオに出てる川崎の工場に一回言ったことあります笑
 この感性独特ですよね。でもとても面白い。