イオンとセブン&アイ、スーパー事業で明暗

イオンとセブン&アイ、スーパー事業で明暗

 . セブン&アイ・ホールディングスとイオンの2010年3〜11月期連結決算が7日、出そろった。連結の税引き後利益は、両グループとも黒字を確保したが、傘下の総合スーパー事業では明暗が分かれた。

 セブン&アイ傘下のイトーヨーカ堂は、本業のもうけを示す営業利益が74億円の赤字となり、前年同期から赤字幅が拡大した。大型店を出店して経費がかさんだほか、衣料品の不振が続いた。セブン&アイ全体では、セブン―イレブン・ジャパンが自主企画商品(PB)を強化して好調だったことから、連結の税引き後利益は前年同期比30・1%増の902億円だった。

 一方、イオンの総合スーパー事業は、人件費や販促費などの経費を減らし、営業利益が前年同期の128億円の赤字から73億円の黒字に転換した。これがイオン全体の増収増益に貢献し、連結の税引き後利益は前年同期の99億円の赤字から491億円の黒字となった。

 なるほど。イトーヨーカ堂厳しいですね。