中国、日本の常任理事国入りに反対…公電暴露

中国、日本の常任理事国入りに反対…公電暴露

 同サイトによると、中国の外務次官は昨年4月、北京の米大使館関係者に対し、国連安保理常任理事国が10か国に倍増すれば、米中関係は「厄介なことになる」とし、「中国国民にとって日本を常任理事国として受け入れることは困難だ」と伝えた。これに対し、米大使館関係者は「国連予算の第2位の拠出国・日本を含まない拡大は考えにくい」と答えていた。

 また、中国当局者は昨年6月、北京の米大使館関係者に、「北朝鮮拉致問題に執着する日本は、物事を壊す力は持っているが、解決する力は持たない」と述べた。さらに昨年4月の公電で、中国の外務次官は、米国との直接交渉を望む北朝鮮について、「(米国などの)『大人』の関心を引こうとする『駄々っ子』のようだ」と発言。中国側が北朝鮮の存在を持て余している様子がうかがえる。