エサ代の足しに…動物園が広告スペース販売中

エサ代の足しに…動物園が広告スペース販売中

 11月中旬には、サル山にギョーザ店の広告が登場。動物舎に広告が掲示されるのは珍しいといい、同園は「エサ代の足しにしたい」と、残る7枠の販売に力を入れている。

 広告の掲示は、今年8月にスタート。私立の同園は、入園料や遊具の使用料が主な収入だが、エサ代や燃料代などの経費が年々高くなっていることもあり、苦しい経営が続いている。そこで、年間20万人が来園する園内の動物舎に広告スペースを作り、1枠あたり月1万円、基本2年契約で販売を始めた。現在はギョーザ店のほか、市内のパン屋、タイヤ店の3店が広告を出している。

 広告はすべて動物園従業員の手書き。ギョーザの皮をかぶったサル、長い首でタイヤを持つフラミンゴなど、展示されている動物とスポンサーの商品をモチーフにデザインされている。

 28日に家族4人で訪れた茨城県坂東市逆井の会社員鈴木史人さん(34)は広告を見て、「近くにギョーザ店があるんだね。帰りに寄ってみようか」とサル山を後にしていた。

 これはおもしろい……。