独自のAKB写真集も作れる電通の新サービスの狙いは?

独自のAKB写真集も作れる電通の新サービスの狙いは?

 エンデマ発案者の1人、電通インキュベーション室の田中次織氏は、「楽曲もiTunesで1曲単位で買い、自分の好きな音楽を組み合わせて聴く時代。印刷物も、自分の好きな画像で、オリジナリティーを追求することが主流になるのでは」と語る。電通の役割はあくまでもコンテンツ提供者とサイト利用者をつなぐプラットホーム。コンテンツは芸能事務所などが提供し(下図参照)、写真の肖像権も、タレントや所属事務所に帰属する仕組みだ。

 コンテンツを提供する側にとっては、専用のアップロード画面から手元にある写真を登録すれば完了する手軽さが利点。在庫要らずのオンデマンドサービスで経費もかからないため、大量にグッズを作れるほど知名度がない新人を売り出すこともできる。そして、最大のメリットが売り上げマージンの高さだ。通常、出版社から支払われる印税は10%程度だが、「エンデマは基本マージンが20%なので魅力があると思います。売り上げに応じて特別マージンも加算されます」

 AKBだけじゃなくていろいろある。これは面白い。ほんとに消費者がデータベースの中から選んで作る時代なんだなぁ。