英エコノミスト「未知の領域に踏み込む日本」

英エコノミスト「未知の領域に踏み込む日本」

 少子高齢化が、日本経済の再活性化やデフレ脱却の大きな障害になっており、日本はこの問題に最優先で取り組む必要があると警告した。

 同誌の本格的な日本特集は、「日はまた昇る」と日本経済の再生に明るい見通しを示した2005年以来だ。

 対照的に今回は、若者が新卒で就職できないと一生厳しい状況が続く「一発勝負」の雇用の現状や、企業に残る階層構造など解決すべき課題は山積していると指摘した。その上、日本の「穏やかな衰退」を食い止めるには生産性の向上や女性の活用など「文化的な革命が必要」と結論付けた。

 「文化的な革命が必要」。日本の文化はどう変わっていくのだろう。福武さんの「あるものを生かし、ないものをつくる」という言葉が脳裏に浮かびます。