KDDI:位置情報ゲームのコロプラと業務提携

KDDI:位置情報ゲームのコロプラと業務提携

 「コロプラ+」を使うと、携帯電話向けにゲームや乗り換え案内のようなソフトを提供する企業にとっては、利用者の移動履歴を一括管理するライフログや、アイテム課金、位置情報と連動する広告掲載システムなど、コロプラが開発してきた機能を導入できる。

 一方、利用者は、複数のゲーム向けに同時に位置情報を登録したり、ゲーム内通貨を共通して使えるようになる。ゲーム横断型のコミュニケーション機能も年内につける予定という。登録料、月額利用料はかからない。auの携帯電話からは専用ポータルサイトを経由して、スマートフォンからはアプリケーション(ソフト)で利用する。

 11日から提供するゲームは、コロプラが開発した「コロニーな生活☆PLUS」「キャリー・ストーリー」「コロパズ」の3ゲーム。11年1月以降、野村総合研究所グループでナビゲーションサービスを提供する「ユビークリンク」(横浜市)やイベント企画のキョードー東京(東京都港区)、JCB、リクルートなど16社がゲームやツールソフトなどを提供する予定。利用者の位置情報の履歴は、コロプラとゲームなどを提供する企業で共有する。

 KDDIは「(コロプラの)利用者が多く、バーチャルとリアルの連携、地域との連携をやっていこうとしている点が、KDDIの目指すところと一致した」と業務提携を決めた理由を説明した。

 「コロニーな生活☆PLUS」は、現実の移動距離に応じてもらえるゲーム内通貨を使って、コロニーと呼ばれる自分の街を整備して楽しむ。地域の名産品販売店などと提携し、実際の買い物とゲームが連動する仕組みが人気を呼び、10月末時点で150万人の利用者がいる。

 auは一貫して中高生にターゲットを絞ってるイメージです。