円高で採算悪化…トヨタ、カローラ輸出停止へ

円高で採算悪化…トヨタ、カローラ輸出停止へ

 トヨタ自動車は14日、主力乗用車「カローラ」の日本からの輸出を2013年ごろまでに停止し、輸出分の生産をすべて海外工場に移管する方針を固めた。


 円高で日本からの輸出の採算が悪化しているためだ。国内で販売するカローラは引き続き国内で生産する。

 トヨタは11年秋に稼働する米ミシシッピ州の工場に、北米向けカローラの生産を国内から移管し、年間15万台生産する。欧州やアジア向けの生産もすべて現地化する。

 現地化しても海外オペレーションのための雇用で意外と日本の雇用の数自体は減らないという説あり。しかし産業構造は変わる。