ノーベル経済学賞:米MIT教授ら3人 失業率の動き説明

ノーベル経済学賞:米MIT教授ら3人 失業率の動き説明

 ダイヤモンド氏ら3人は共同で、求職活動と採用活動の間に摩擦が存在すると仮定することにより、失業率の変動を説明するモデルを構築した。欧米で失業の長期化が問題になっていることを反映した授賞とみられる。

 ノーベル賞委員会は授賞理由で、3人は「多くの求人があるにもかかわらず、なぜ多数の失業者が出るのか」や「経済政策が失業率にどう影響するか」などの問いを解明する理論を作り上げた、と指摘。この理論は労働市場以外の市場にも適用が可能だ、とした。