佐賀のアイドルユニットは平均７６歳　上海万博の舞台へ

　「ＧＡ●ＢＡ」は、漫才師・島田洋七さんの自伝的小説「佐賀のがばいばあちゃん」のテレビドラマ化で武雄市がロケ地になったのを機に、地元の元気なおばあちゃん８人に観光ＰＲに一役買ってもらおうと結成された。
　メンバーは普段、地産地消の食堂の代表や漬けもの加工業、専業農家、まんじゅう屋などとして元気に働いている。その傍ら、佐賀や福岡などを中心に公演回数は１５０回を超えた。テレビや新聞などでも紹介され、「がばい」ＰＲ効果を発揮している。
　この活動が認められ、上海万博の日本館で１０月２日に催される「佐賀県の日」への出演が決まった。１回３０分の公演を２回する。衣装は新調した中国服にもんぺ姿。自己紹介を中国語でしようと、いま必死で勉強中だ。間に合わなければ、中国語の発音をカタカナで書いて読むという。日中友好の気持ちを普段の「がばい流」で表し、中国の人たちを笑いの世界に誘うつもりだ。