ブックオフの事業構造揺さぶる「ワンピース」

ブックオフの事業構造揺さぶる「ワンピース」

 年間1億8900万冊のコミックを買い取るブックオフの手法は創業者が唱えた「目利きの排除」が基本。マニュアル式に買い取り価格が決まるわけで、人気商品であっても痛み具合など本の状態が配慮されるくらいだ。コミックの場合、店頭では10〜数十円が買い取り価格で、ネット相場より大幅に低い。

(中略)

 多店舗化には力を発揮したこの買取方式を続けると人気コミックはネットや他のチェーンに奪われ、売れ筋が品薄になる可能性が高まる。