「あらびき団」笑いの新境地 番組側でネタに「味付け」

「あらびき団」笑いの新境地 番組側でネタに「味付け」

 時には、「ネタの途中であえて映像を切る」といった演出をすることもある。番組側が編集を含めて手を加え、ネタに角度を付けていく。東野は「ネタ番組であって、そうではないところもある」。藤井は「出演者が思っていたのとは違う着地になるところが面白い」と説明する。

 芸人たちも、この「お約束」は承知の上。過去3回出演したとくこは「自分の面白い部分を引き出してくれる。最初は自分のネタが面白いのかどうかもわからなかったですけど」と話す。

 静岡県沼津市の海産物販売所のPRソングを歌う芸で出演した飯田徳孝さん(46)は一般の団体職員だ。「初めは大まじめに歌っていたんですが、今では笑ってもらえるのもいいかなと思ってます」

 村田聡子プロデューサーは「元の芸を、いい意味で汚し、それを東野さんと藤井さんに見てもらうことであらびき芸が完成する。世の中に埋もれている面白い人を発掘するという意識でやっています」と言う。

 なんかお笑い番組を凄くまじめに解説してて凄くシュールです。あらびき団、面白いですよね〜。