渡辺美樹氏、ブルームバーグNY市長の東京版?

渡辺美樹氏、ブルームバーグNY市長の東京版?

  企業経営者から政治家への転身は、日本では稀かもしれない。しかし、ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ市長や、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は企業トップからの転身組だ。

 渡辺氏は東京のホテルで最近、ブルームバーグ市長の教育改革や再開発計画に関する講義を米大手コンサルタント会社の専門家から受けている。メディア王の転身を成功させた政策や個性について、渡辺氏はコンサルタントに質問を浴びせた。渡辺氏によると、ブルームバーグ氏の経営者としての経験が政策立案に 大いに役立った─「税収を上げ、経費を落として、どういうところにお金を使っていくのか、そしていかにお金を集めるのかといったことに非常にたけている」

 渡辺氏の目標は、東京への観光客を年間1400万人に倍増させ、地元企業を支援することだ。このためには「東京ブランド」の設立・普及が不可欠と考える。同氏は上野動物園を世界で最も面白い動物園にしたいと考え、築地魚市場を一流レストランを備えた世界クラスのフィッシャーマンズ・ワーフにいかに変革させるかに思いを巡らせる。さらに、ブルームバーグ市長のように、教育改革へも取り組む意向だ。渡辺氏は、東京の学校はより競争的になる必要があるとし、成績の良い学校に対しては、教師の給与を引き上げたり、授業料を援助するといった報償の導入を検討するという。

 渡辺氏は、都知事選出馬の最大の動機を、日本の疲弊した財政の立て直し、と説明した。同氏は「政治に経営がなかった。収入以上の借り入れをして経営をしていけば、潰れるのは当然だ。危機感がない」とし、「500万円の収入と700万円の借金で、1200万円の生活を送るといったことはありえない。しかし、それをやっていたのが今までの政治の感覚だ」と述べた。

 渡辺さんどうなんでしょう。経営のセンスみたいなものは必ず必要とだとも思うのですが、教育なんかにもその考え方を持ち込むのは僕はどうなのかなとも思います。