昨年の全国スーパー売上高、14年連続で減少

昨年の全国スーパー売上高、14年連続で減少

 日本チェーンストア協会が24日発表した全国スーパーの2010年の売上高は12兆3556億円で、既存店ベースでは前年比2・6%減となり、消費税率が3%から5%に引き上げられた1997年以来、14年連続で減少した。

 消費者の節約志向が続いていることに加え、衣料品や家電など専門店との競争が激しくなっていることなどが影響した。

 売上高の3分の2近くを占める食料品は2・3%の減少で、猛暑の影響で飲料や総菜などは堅調だったが、全体には低迷した。衣料品は4・4%の減少だった。

 一方、12月の全国のスーパーの売上高は1兆2123億円で、既存店ベースでは前年同月比1・6%減で、25か月連続の前年割れだった。12月中旬まで気温が比較的高く、冬物衣料などが振るわなかった。