佐賀大、サークルコンパ届け出制に 一気飲みなし念書も

佐賀大、サークルコンパ届け出制に 一気飲みなし念書も

 昨年3月に死亡したラグビー部員は、ビールや日本酒を一気飲みしていた。大学側は、この事故の後も救急車で学生が運ばれたケースを2件把握しているという。

 学生の受け止め方は様々だ。運動部の4年男子(22)は「コンパでは結構な量の酒を飲む。届け出制は仕方ない」。文化系サークルに所属する1年男子(19)は「一律に届けさせるのはおかしい。やりすぎではないか」と疑問を呈した。

 福岡大(福岡市)も、サークルのコンパに届け出を求めている。学生課の担当者は「一気飲みをあおらないなどの念書も代表者から年度初めに取っている」と話す。それでも、学生が救急車で運ばれる事例が毎年数件あり、消防署の救命講習会に一部の学生を参加させているという。

 なにか事件が起これば対策をとらなければいけないのが組織ですからね……。無理して飲まなくてもいい雰囲気作りも大事。