模擬カジノ:大阪府が開催検討 市民招きPR 

模擬カジノ:大阪府が開催検討 市民招きPR

 大阪府は来年度、カジノを含む統合型リゾート構想を推進するため、府民を招待した「模擬カジノ」の開催を検討している。カジノは周辺の治安悪化などの悪影響が指摘されているが、府は模擬カジノを通じて府民に娯楽としての魅力をPRし、構想推進の追い風にしたい考え。施設の建設地としては、大阪湾岸が想定されている。

 府によると、府民約300人を招待。ホテルなどの会場にカジノ機材を持ち込み、模擬貨幣などを使ってルーレットやバカラなどを楽しんでもらう。雰囲気を知ってもらうのが目的で、賭け金や配当はない。時期や場所は未定。担当する都市魅力創造局は来年度当初予算に関連経費約500万円の盛り込みを要求しており、予算が認められれば、専門業者に運営を委託する。

 カジノについて、国会では超党派議連が合法化に向けた準備を進めている。大阪府橋下徹知事は、今月1日に発足した広域行政組織「関西広域連合」で検討するよう提案しているが、初代連合長に就任した兵庫県井戸敏三知事は「享楽的マネーゲームによる街づくりは虚業だ」と反対している。

 日本にカジノってなんだかピンとこないですね……。旅行先のカジノは旅行先の解放感を味わう一端としてあるような気がしていて、日常的にあってもらってもなんだかな、とは思います。