長谷川等伯:「山水図襖」デジタルで“完全再生” 圓徳院

長谷川等伯:「山水図襖」デジタルで“完全再生” 圓徳院

 安土桃山時代の絵師、長谷川等伯筆「山水図襖(ふすま)」全32面(重文)がデジタル複製され、原画を所蔵する高台寺塔頭・圓徳院(京都市東山区)で1日、報道陣に公開された。一般公開は4日から。原画は京都国立博物館等伯の故郷の石川県七尾美術館に16面ずつ寄託される。

 作品の劣化が激しいため、NPO法人京都文化協会とキヤノンなどが複製に取り組み、襖1面を20〜25分割で撮影し特殊な和紙に出力。しみや風合いも忠実に再現した