売れない命名権、県内11施設で契約ゼロ

売れない命名権、県内11施設で契約ゼロ

  命名権の公募情報を掲載するサイト「命名権ドットコム」を運営する「ベイキューブシー」(千葉市)によると、06年は自治体が募集した20件中17件で買い手が付いたのに対し、09年は51件中25件に激減。今年も今月15日までで40件中19件と不調が続く。成約率が落ちているのは、不況に加え、〈1〉自治体の宣伝不足と高額な価格設定〈2〉小規模施設でも命名権の販売が進み市場飽和が起きたこと――などが理由とみられるという。

 同社命名権事業部の盛光大輔ディレクターは「今後は自治体が企業側に対し、命名権取得の効果をより上手にアピールすることが必要だ」と話している。